「Space Lab YELLOW」本日閉店

1991年12月12日のオープンから本日2008年6月21日(土)、16年以上続いたSpace Lab YELLOWが閉店する。
常に日本の最先端の音楽シーンを発信し続け、そして多くの音楽ファンや粋な遊人たち、世界のトップアーティストたちを魅了してきた西麻布の「Space Lab YELLOW」
space lab yellow
日本のクラブ史には欠かせない名店舗、西麻布「P.PICASSO」及び渋谷「CAVE」を運営してきたSTAFF達の手によりプロデュースされ、東京のクラブとしては大箱、前年にスタートしていた芝浦GOLDについで第2番目の規模をもつYELLOWの誕生となった。

現在では、都内でトップのクラブであることは誰もが認めるところでもあり、閉店のニュースは瞬く間に人々への耳へと届いた。

閉店の理由は「ビル解体につき」とのことで、景気の影響や、風紀、行政がらみの問題もあるだろうし、諸説入り乱れているので、ここではあえて触れずにおこうと思う。

しかし、惜しい。
世界中のトップDJが毎週プレイするクラブカルチャーの総本山のような場所が消えてなくなる。
先日の宇川直宏主宰の渋谷「Mixrooffice」クローズ、数ヶ月前の渋谷の老舗で最大手のインポートレコードショップ「CISCO」の閉店、相次ぐレコードショップの閉店もかなりの衝撃があったが、さらには、同じく渋谷の大箱「WOMB」までもが店をたたむというまことしやかな噂もあり、「yellow」がなくなるのは、東京のカルチャーにとって大きな痛手になるのではないだろうか。

古い体制から新しい体制への時代の移り変わり(レコードショップやクラブ実店舗→インターネットやMP3の普及等によって、流通手段がシフト)といったように簡単に一言で終わらせることもできるが、16年の歴史とその場所で起こった出来事はかけがえのないものであるはず。
Webのようにアーカイブできるものでないからこそ、その場所、そのタイミングで体感することが重要なポイントになる。

過去、数々のクラブが歴史を刻み、伝説の夜を築いてきたDJ達がいる。
そして、その歴史的な瞬間に立ち会ってきた数え切れない程のクラウド。
何ものにも代え難い時間を皆で共有し、次の時代へと続く伝説が生まれる瞬間がまた、本日22:00よりスタート。

ラストパーティーは、

YELLOW Closing Party
DJ Francois K.
A New Awakening
入場料10000円!おみやげ付き

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